YZ250Xに一年乗ったのでレビューとか その
その2
~ガード類編~
・POLISPORT DISC PROTECTOR
必需品
YZ系の良く知られた弱点としてフォークボトムをガレ場などで強打すると割れてしまうことがあり、それを避けるためにも必須の樹脂製ガード。
他社製のアルミボトムガードに比べてフォークボトムだけでなく下部を包み込むようにしてガードするのでボトム全体を傷から守れる。
ディスクガードもセットでついてくるが、こちらは可も不可もなく普通の樹脂ディスクガードといった感じ。
フロントホイールシャフトクランプと共締めするのでオーバートルクで絞めすぎないように気を付けること。
・CYCRA FULL COVERAGE SKID PLATES WITH HARD MOUNTS
HEDで使うには向いてない
スリムなタイプの樹脂製アンダーガード。
MX用なのかカバー範囲は必要最低限といった形でとりあえずつけとけばエンジンケースは破損しない。リンク部分は非ガード。
自分は半年ほどで取り付けボルト付近からひび割れが起こったので後述のアンダーガードへと変更した。
軽さを求めるなら買うのはありかもしれない。
・ENDURO ENGINEERING SKID PLATE MOUNTED LINKAGE GUARD
耐久性に難あり
いわゆる後付のリンクガード大抵のアンダーガードにつけれるのが強み。
自分は上記のサイクラ製アンダーガードにつけて使用していたがステア等でひっかるとネジ止め部に大きく負荷がかかるのか裂けたことがある。
リンクを気にするなら初めからアンダーガードを一体型のタイプを買うほうが良い。
・AXP RACING XTREME HDPE SKID PLATE
必需品
ウォーターポンプからリンク部分まで覆ってくれるかなりゴツめのアンダーガード。
厚みもかなりあり頑丈。(その代わり重量もそれなりにある。金属よりは軽いが)
使用して半年ほどたつが破損や変形もなく長く使えそうで非常に満足。
ただし、製品の加工精度が悪いのか初回のフィッティングにかなり苦労する。
自分の場合はサンダーやヒートガンを駆使しフィッティングした。
購入する際は公式サイトから買うのが一番安く、3日ほどで来るのでオススメ。
別メーカだがT.M. Designworks Full Coverage Plastic Skid Plateも同じぐらいのゴツさがありオススメ。こちらも公式サイトから購入可。
・Acerbis X-Grip Frame Guards
余裕があれば買うべき
フレームガードでありそれ以上でもそれ以下でもない。
滑り止め効果はいまいちわからず・・・
フレームとこのガードの間に砂が入ると擦れて細かい傷がたくさんつくので養生テープフレームに張った上にこのガードをつけると傷がつかず良い。
・Polisport Swingarm Protectors
余裕があれば買うべき
こちらもフレームガードとおなじ
・Enduro Engineering Ultra Rear Disc Guard
必需品
リアディスクを曲げて泣く前につけよう。
EE製以外でもいいですが、耐久性を考えるならキャリパーマウントごと交換する金属タイプで。
・Acerbis Upper Fork Guards
余裕があれば買うべき
こちらもフレームガードとおなじ
とんでもない凹みがアウターチューブにできても見えなくすることができるので精神衛生上でも〇。
・ZETA ケースセイバー
必需品
チェーンが外れてエンジンケース交換になる前につけよう。
※フロントスプロケットが12丁の場合セイバーとチェーンのクリアランスが大き過ぎるせいか、かちこんでケースが割れた事例あり。
・DIRTSKIN
余裕があれば買うべき
フォークシールを守れり、オイル漏れを防げるのでつけたほうが良い。
毎走行ごとに外して洗わないとゴミがたまり、逆にオイル漏れの原因になることがある。
半年ほどで固定部が破れてくるので消耗品と考えたほうがいい。
インチューの傷を見えなくしてくれるので精神衛生ry・・・
・PROTECH GUARDS
必需品
コケるやつは下手くそタイプの純正フォークガードに比べて守る面積が大幅に増えたフォークガード。
インチューを守りましょう。買え。
海外の公式サイトから購入もできるが、GoHardMotoさんで買ったほうが安く、来るのも早い。
・中華アルミラジエーター
必需品
正確にはガードパーツではなく、交換部品なのだが純正の片側2万円するラジエーターを結果的に守れるすごいやつ。
e-bayで送料込み両側セットで8000円ぐらい。激安!
品質は値段相応。稀に金属屑が内部にありウォーターポンプ周りをめちゃくちゃにすることがあるらしいので、心配な人は内部洗浄してから使おう。
その3 カスタムパーツ編へと続く
YZ250Xに一年乗ったのでレビューとか その1
どうも
ゲンガこと源です。
まず、この記事を書こうと思った切っ掛けですが僕がYZ250Xを買うにあたって某関東のバイク屋さんやF〇NAI R〇cingなどのブログ情報に非常に助けられた経験がりまして、この記事も誰かの参考になればなと思ったからです。
レビューしたモノの評価は下記の3段階で行います。
①必需品
次も絶対に買う!これがないと考えられないレベルの一品
②出来たら欲しい
悪くはないがコスパが微妙、余裕があったらほしい一品
③あってもなくても同じ
オシャレ枠、性能的にはいらんよねーな一品
(あくまで素人インプレです。適当なこと言ってます。間違ってても晒上げるとかヤマでシバキ回すときかしないでください。泣きます)
・YZ250X
文句なしの①必需品
安い、速い、丈夫の3拍子揃った優等生
現状新車で買える唯一の国産2st250なので新車国産がいい人はこれしかない。(2020.2.3時点)
この車体の良さは何といっても
圧倒的コストパフォーマンスのよさ
もちろんバッテリーレスによる車体の軽さとかMXベースのビンビンのパワーだとかも良さではあるが、、、
世の中とりあえずお金。
初心者のHEDライダーは何しろ車体を壊す。
それもうぶん投げたり、突っ込んだり、落としたり、トランポで引いたりあらゆる破壊方法を行う。
(ありとあらゆる破壊を受けたバイクのチャンバー、本体はお察しください)
僕もよくある経験として、初レーサとして購入した250EXCTPIをボコボコのメタメタにした挙句、エンジンブローさせて泣いた。
(それでも35万で売れるんだからKTMはすごい!)
当然直さないと乗れないので直すのだが、それには部品代や工賃などお金がかかるのである。
週2で乗って毎週壊していると関東の某ふとしさん並みの富豪でないと乗り続けるのは厳しいのが現実である。
そんな若者のお金離れが進んでいる世の中だが
2020年2月現在、KTM 250EXCTPIが125万円前後、対してYZ250Xは75万円前後
の乗り出し価格となっている。
半額である。
KTMを買うお金で新車予備車両がもう一台買えてしまうのである。
新車予備車両があればフレームごと真っ二つにしてもすぐに走れてしまう。
しかも、国産なのでウエビックやモノタロウ、近所のバイク屋さんで純正部品が注文できるうえに3日もあれば届く。
また、良くも悪くも20年ほど根幹部品は変わっていないためサードパーティー製の部品も充実しているし、年式違いによる部品の買い間違えも起こりにくい。
(ゆわゆる中華パーツを選択に含むとかなり安く買えるうえにどれが使えて、
どれが使えないというユーザー情報も数多くある)
ちゃんと日本語のメンテナンスマニュアルもついてくる。
(KTMなどは簡単な整備マニュアルのみ日本語版が付属)
正直に言うならハードエンデューロで使用するならKTMやハスクには劣ると思う。
それはセルの有無であったり、エンジンやサスの特性であったりするのだが、
それを踏まえても買う価値があるコストパフォーマンスの良さと部品の入手性の良さ
頑張って外車を買ってパーツ代を気にしながらちまちま走るより、
YZ250Xを買って毎週乗っていたほうが上達スピードも速い。
素性のはっきりした中古レーサが運よくでてこない限りは、新車のYZ250Xを買うことが一番初心者のお財布には優しく、既婚者の嫁ステアも超えやすいオススメなバイクといえるだろう。
もちろん欠点もある。
セルがないため(いくらキックが軽いとは言え)
足つきに自信がない人はつらいであろうこと。(お金をかければローダウンはできる)
キャブかつ燃料タンクが小さいため3時間のレースだと給油が必要なこと。
(お金をかければ・・・)
ナンバーがつけれないため自走不可なこと
(お金を・・・)
なので上記がどうしても我慢できないという人やそんなに壊さないぜ、お金には余裕があるぜという人、KTMやハスクに一目ぼれしたという人はYZ以外を買うのが良いだろう。(YZ125Xや250FXもあるしね)
パーツ類のレビューはその2に続きます。